SOCIETY FOR HISTORICAL CONSULTING

時代考証学会とは

 

時代考証学会は、時代考証に関わる人びと、関心をもつ人びとの集まりからなり、時代劇メディアと市民・社会との関係の発展・向上に寄与することを目的とした学会です。2009年に発足し、会員制はとらず、会長(大石学)、および20名程度の運営委員をもって事務局、運営委員会を構成し、会を運営しています。発足当初から、毎年1回、シンポジウムを開催し、その成果を刊行し続けています。本会は、時代考証に関わる関連諸分野を対象とした総合学――時代考証学の確立をめざし、関連諸分野の研究者・団体などとの相互交流をはかり、研究成果を蓄積するとともに、その成果を世に広めるべく取り組んでおります。

大石学「「時代考証学」の可能性」
(『時代考証学 ことはじめ』所収)より

1. シンポジウム

毎年11月に、時代劇メディアに関わる諸分野の方を報告者に迎え、時代考証という行為や時代劇メディアがもつ主題について意見を交換しております。

 

2. フォーラム

時代劇メディアの舞台となった地域で開催し、時代劇メディアが地域社会に与える影響を考えるため、開催地の研究者・諸団体と連携をとりながら企画、開催しております。これまで鹿児島・彦根・京都・仙台の4か所にて開催しました。

 

3. サロン

シンポジウムよりも小さな規模で、特定のテーマや作品などを対象に報告を用意し、参加者とざっくばらんに意見や情報を交換できる場として、半年に1回程度開催しております。