邪馬台国の女王ヒミコについて、その姿をうかがいしれる歴史史料は決して多くはありません。しかし、極めて時代考証が難しい対象でありながら、ヒミコは学習マンガなどの時代劇メディアで繰り返し取り上げられてきました。ヒミコの姿はどのように描かれてきたのか、研究者・制作者はヒミコに何を投影してきたのか。本シンポジウムでは研究者・制作者の双方の視点からこれらの点を議論し、考察を深めることができました。
【日時】2025年11月30日(日)13時00分~17時15分
【会場】明治大学駿河台キャンパス リバティタワー2階 1021教室

【報告者】敬称略・報告順
・大熊久貴(時代考証学会/奈良県立民俗博物館)
「視覚的にイメージされる「ヒミコ」像–「ヒミコ」像の源流をたどる –」
・仁藤敦史(国立歴史民俗博物館名誉教授)
「卑弥呼像の変遷と邪馬台国研究―女酋から巫女王への転換―」
・長崎尚志(リチャード・ウー)(漫画原作者/『卑弥呼』など)
「政治家としての卑弥呼」
【主催】時代考証学会
※ 多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。

